リノベーションとは?
リノベーションとは、既存の建物をベースとして、間取りの変更や設備の導入のような、新たな機能の付加や建物の価値を向上させる大規模な改修工事のことを指します。
一方、リフォームは、新築状態までの範囲で改修する工事を指しますので、建物の状態をどの程度まで直したいのかによって、リフォームとなるのか、リノベーションとなるのか変わってきます。
リノベーションでは、建物の骨組みを残した解体を行い、一から内装・外装のデザインを考え直すこともでき、リフォームに比べてアレンジの自由度が増し、新築に比べて費用も抑えられるため、近年では30代・40代等の若い層からの人気が高まっている工事形態と言えます。
リノベーションとリフォームの違いは?
一般的にリフォームとは、老朽化した建物を新築時の状態まで修復することを指し、「元に戻す」という意味合いのものです。
経年劣化や古くなったキッチンやお風呂、トイレなどを新しいものと交換すること、また、汚れた壁紙の張替えなどの小規模な工事はリフォームに分類されます。
一方、リノベーションは、修復だけでなく、用途や機能を変更して、既存の状態以上のものに作り替えることも含まれるため、「価値を高める」という意味合いのものです。
建物を一度骨組みだけを残して解体する「フルスケリントン」という状態にすることもよくあり、間取りやデザインの大幅な変更も行えるため、工事の規模はリフォームに比べて大規模なものとなります。
リノベーションのメリットとデメリットは?
既にお住まいの住宅はもちろん、中古住宅を購入してからリノベーションをすることも最近では増えてきています。
リノベーションをする主なメリット・デメリットは以下のようなものがあります。
リノベーションのメリット
①自分のスタイルに合わせた設計ができる
お客さまの生活スタイルに合わせた建物の改修をすることができるのがリノベーションの利点です。
リノベーションによって、中古住宅も理想のデザインに変えることができます。
好みのテイストに室内や外観を作り替えることや、より住みやすい理想のレイアウトに作り替えることもできます。
②建物の資産価値を高められる
建物の資産価値は築年数の経過とともに下がっていきます。
木造の建物であれば耐用年数20年程のため、20年で資産価値はほぼ0となってしまいます。
子や孫に住宅という形で財産を残すための選択としてもリノベーションは向いているのです。
③物件の選択肢が多い
新築を希望する場合には、土地探しから考えられると思いますが、希望する地域で条件に一致する場所というのはなかなか見つかりづらいものです。
一方、リノベーションを前提とした中古物件の購入を検討するのであれば、希望の地域で好立地の物件も比較的見つけやすくなります。
理想の住環境、理想の住まいで生活することが可能となります。
④新築に比べて費用を抑えられる
中古住宅は、新築住宅に比べて価格が低く、購入後の価格下落も穏やかです。
リノベーション費用をかけても新築に比べリーズナブルに住まいを取得することができます。
リノベーションは、新築での住宅取得が難しい若い世代の層にも経済的に優しいと言えます。
デメリット
①リフォームに比べ工事期間が長い
リノベーションをする範囲にもよりますが、リフォームに比べて工事が大規模となるため、住むまでに時間がかかります。
プランニング・設計・調査などの下準備から、解体工事や実際の作業まで、作業量が増すため、ある程度期間に余裕のある方におすすめとなります。
②建物のベースに問題がある場合もある
リノベーションでは、建物の設備や骨組みなどのベースとなる部分を残して改修工事を行うことが多いですが、
柱が腐食していたり、ヒビが入っていることや、水道管に亀裂があるなど、解体時にベースに問題があることがわかる場合もあります。
その場合には、追加で修繕費用が必要になることもあります。
また、建物の構造上、柱を取り除けないなど、どうしても変更ができない部分もありますので、事前に気になる部分は入念に見ておく必要があります。
リノベーションの費用は?
物件の取得時・改修時・改修後の3つの軸に大きく分けることができます。
こちらはお客さまにより、金額が大きく分かれてきますので、一度当社にご相談いただくのがベストです。
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